こんにちは、星空ひかるです🌟
8月31日〜9月4日の経済カレンダーを見ていきます。
今週は米国の雇用・景気関連指標がかなり多い1週間です。
特に注目したいのが、
9月4日(金)の米雇用統計。
その前にもISM製造業、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数が予定されています。
そのため今週は、一つの指標だけで方向を決めるというより、
「週を通じて米景気や雇用の強さがどう見えてくるか」
を見ることが大切になりそうです。
今週の注目イベント3選
1.米雇用統計
9月4日(金)21:30
今週最大のイベントです。
前回の非農業部門雇用者数は2.3万人減と弱い結果でした。
今回は市場予想が6.0万人増となっており、雇用がどこまで持ち直しているのかが焦点になります。
失業率は、
前回4.1% → 予想4.2%
です。
雇用者数だけではなく、失業率や平均時給まで合わせて見たいところです。
今後のFRBの金融政策を考えるうえでも重要な指標なので、結果次第では米金利とドル円が大きく動く可能性があります。
2.ISM非製造業景況指数
9月3日(木)23:00
米国経済ではサービス業の比重が大きいため、ISM非製造業景況指数も重要です。
前回は54.1、今回の市場予想は54.3。
50を上回っているため、現時点ではサービス業の拡大が続く想定です。
ただ、予想を大きく下回る場合は、
「米景気も弱くなっているのでは?」
という見方につながる可能性があります。
3.ISM製造業景況指数
9月1日(火)23:00
週の最初に注目したい米国指標です。
前回は55.6、市場予想は55.4。
大きな悪化は予想されていません。
ここで強い数字が出ると、週の序盤から米金利上昇・ドル買いにつながる可能性があります。
逆に弱ければ、金曜日の雇用統計までドルを積極的に買いにくくなるかもしれません。
今週の経済カレンダー
| 日付 | 時刻 | 国 | 指標・イベント | 市場予想 | 前回 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9/1 | 23:00 | 米国 | ISM製造業景況指数 | 55.4 | 55.6 | ★★★★☆ |
| 9/1 | 23:00 | 米国 | JOLTS求人件数 | 未発表 | 未発表 | ★★★★☆ |
| 9/2 | 10:30 | 豪州 | 4-6月期GDP 前期比 | 0.4% | 0.3% | ★★★★☆ |
| 9/2 | 10:30 | 豪州 | 4-6月期GDP 前年比 | 1.9% | 2.5% | ★★★★☆ |
| 9/2 | 21:15 | 米国 | ADP雇用統計 | 3.9万人 | 4.4万人 | ★★★★☆ |
| 9/2 | 27:00 | 米国 | ベージュブック | ― | ― | ★★★☆☆ |
| 9/3 | 21:30 | 米国 | 新規失業保険申請件数 | 未発表 | 未発表 | ★★★☆☆ |
| 9/3 | 23:00 | 米国 | ISM非製造業景況指数 | 54.3 | 54.1 | ★★★★☆ |
| 9/4 | 08:30 | 日本 | 全世帯家計調査 前年比 | -2.5% | -3.3% | ★★★☆☆ |
| 9/4 | 18:00 | ユーロ圏 | 小売売上高 前月比 | 未発表 | -0.3% | ★★★☆☆ |
| 9/4 | 21:30 | 米国 | 非農業部門雇用者数 | +6.0万人 | -2.3万人 | ★★★★★ |
| 9/4 | 21:30 | 米国 | 失業率 | 4.2% | 4.1% | ★★★★★ |
| 9/4 | 21:30 | 米国 | 平均時給 前月比 | 0.2% | 0.1% | ★★★★★ |
※市場予想は記事作成時点の数字です。発表までに変更される場合があります。
米雇用統計はどう見る?
今週で最もドル円が動く可能性が高いのは、やはり金曜日の米雇用統計です。
結果が強かった場合
非農業部門雇用者数が予想を大きく上回り、失業率も悪化しなければ、
米景気・雇用は想定より強い
↓
FRBの金融引き締め観測が強まる
↓
米金利上昇
↓
ドル買い
という流れが基本シナリオです。
USD/JPYでは上方向を意識します。
ただし、ドル円が高値圏にいる場合は日本当局の為替介入警戒もあるため、単純に上だけを見るのは注意したいところです。
結果が弱かった場合
雇用者数が予想を下回り、失業率も上昇する場合は、
米労働市場の減速
↓
金融引き締め期待後退
↓
米金利低下
↓
ドル売り
につながりやすくなります。
その場合はUSD/JPYの下落に注意します。
平均時給にも注目
雇用者数だけで判断しないことも重要です。
平均時給が強ければ、賃金インフレへの警戒が残ります。
そのため、
雇用者数が弱いのに平均時給が強い
といった結果では、ドル円が一方向に動かない可能性もあります。
ISM製造業・非製造業はどう見る?
ISMは50が景気拡大・縮小の一つの目安になります。
今回は製造業・非製造業とも50を上回る予想です。
強かった場合
予想以上に強ければ、
米景気の底堅さ → 米金利上昇 → ドル買い
が基本です。
弱かった場合
特に50へ近づくような大幅低下があれば、
景気減速懸念 → 米金利低下 → ドル売り
が意識されやすくなります。
今週は火曜日に製造業、木曜日に非製造業、金曜日に雇用統計と続きます。
一つずつ結果を見ながら、金曜日に向けて市場の米景気評価が変わっていく週になりそうです。
ADP雇用統計はどう見る?
9月2日にはADP雇用統計もあります。
市場予想は3.9万人増。
前回の4.4万人からやや減速する想定です。
ただし、ADPと金曜日の政府雇用統計は必ず同じ方向になるわけではありません。
そのため、
ADPが強い=金曜も必ず強い
とは考えないようにしたいです。
どちらかというと、金曜日の雇用統計を前に市場の雇用観測を動かす材料として見ます。
豪州GDPにも注目
9月2日10:30には豪州の4-6月期GDPが発表されます。
前期比は、
前回0.3% → 市場予想0.4%
前年同期比は、
前回2.5% → 市場予想1.9%
となっています。
AUD/JPYでは重要なイベントです。
GDPが強い場合
豪州経済の底堅さが確認されれば、
豪ドル買い
につながりやすくなります。
GDPが弱い場合
景気減速への懸念が強まるため、
豪ドル売り
が出る可能性があります。
ただしAUD/JPYは、中国景気や株式市場などのリスク選好にも左右されやすいので、GDPだけで判断しないようにしたいです。
通貨別|今週の注目材料
USD/JPY
一番重要なのは、
米雇用統計、ISM、ADP、米金利
です。
今週はほぼ米国材料中心と言っていいと思います。
特に金曜日の雇用統計に向けて、米金利がどの方向へ動いているかを見たいです。
EUR/JPY
ユーロ圏ではインフレ関連指標や小売売上高を確認します。
9月1日にはユーロ圏の8月HICP速報値も予定されています。
インフレが強ければECBの金融政策見通しを通じてユーロ買い、弱ければユーロ売りにつながる可能性があります。
GBP/JPY
英国では週後半のPMIなどを確認します。
ただ今週は、英国独自の材料以上に、
米ドルの動き+円の動き
の影響を受ける可能性が高そうです。
AUD/JPY
今週の6通貨の中では、ドル円以外でかなり注目したい通貨です。
9月2日の豪州GDP
が大きな材料になります。
さらに中国景気や株式市場のリスク選好も合わせて確認します。
MXN/JPY
メキシコペソ円は、
米国景気、原油価格、リスク選好
を重視します。
米雇用統計が強く米景気への安心感につながれば高金利通貨には追い風になりやすい一方、米金利が急上昇すると新興国通貨には逆風になる可能性もあります。
ZAR/JPY
南アフリカランド円では、
金などの資源価格と世界的なリスク選好
を確認します。
9月2日には南アフリカのBER企業信頼感指数も予定されています。
ただしZAR/JPYについても、今週は米雇用統計による世界的な金利・リスク選好の変化の方が大きな材料になりそうです。
曜日別に見ると?
月曜日
大きなイベントは少なめ。
週明けの値動きと、前週末からの米金利の流れを確認する日になりそうです。
火曜日
ISM製造業など米国の景況感指標が登場。
ここから本格的に材料が増えてきます。
水曜日
豪州GDPとADP雇用統計。
AUD/JPYとUSD/JPYの両方で注目したい日です。
木曜日
ISM非製造業景況指数。
金曜日の雇用統計を前に米景気の強さを確認する重要な日です。
金曜日
米雇用統計。
今週最大のイベントです。
ひかるMEMO
今週は、
火曜日より水曜日、水曜日より木曜日・金曜日
と、週後半に向かって重要度が上がっていく印象です。
特にドル円は、火曜のISMだけで方向を決めるより、
ISM製造業 → ADP → ISM非製造業 → 雇用統計
と米国データを順番に確認していきたいです。
金曜日の雇用統計前後は値動きが急に大きくなる可能性があるので、普段以上に注意したいですね。
※本記事は経済指標と為替相場の見方を整理したもので、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。

