ドル円の重要価格はどう決める?相場の分岐点の見つけ方

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前の記事では、ドル円チャートを見るときに、

  • 現在値
  • 直近高値
  • 直近安値
  • 高値・安値の流れ
  • 何度も反応している価格帯

を確認することが大切だと整理しました。

では、そのチャートの中から、実際に

「今日はどの価格を重視して見るのか」

はどう決めればいいのでしょうか。

ドル円の予想では、

「160.20円が重要」
「159.80円を割れるかに注目」
「160.50円が上値の目安」

のような価格がよく出てきます。

でも、ただ数字だけを並べても、

なぜその価格が大事なのか
その価格に来たら何を見ればいいのか

は分かりにくいですよね。

私は、重要価格を

そこに来たら必ず反発する価格

とは考えていません。

むしろ、

その価格を超えるか、抑えられるか、割れるかによって、その後の見方が変わる場所

として使っています。

つまり重要価格は、

相場の分岐点

です。

今回は、ドル円の重要価格をどう見つけて、どう予想に使うのかを整理していきます。


重要価格は「未来を当てる数字」ではない

最初に大事なのはここです。

たとえば、

160.20円が重要価格

だとします。

このとき、

160.20円まで上がったら必ず下がる
とか、
160.20円を超えたら必ず上がる

という意味ではありません。

重要なのは、

160.20円に来たあと、どう動くか

です。

たとえば、

  • 160.20円を上抜けて、その上で推移する
  • 160.20円で何度も抑えられて反落する
  • 160.20円を一瞬超えても、すぐ下へ戻る

など、反応の仕方はいろいろあります。

つまり重要価格は、

当たる数字
ではなく、

次のシナリオを判断するための価格

として見る方が分かりやすいです。


重要価格はどこから見つける?

では、重要価格はチャートのどこから探すのでしょうか。

私はまず、次のような場所を確認します。

  • 直近高値
  • 直近安値
  • 何度も上げ止まった価格帯
  • 何度も下げ止まった価格帯
  • 一度抜けたあとに、役割が変わった価格
  • 160.00円などの節目

全部を重要価格にする必要はありません。

大切なのは、

その日の値動きで、実際に分岐点になりそうな価格に絞ること

です。


① 直近高値から探す

一番分かりやすいのが、

直近高値

です。

たとえばドル円が、

159.80円

160.10円

160.30円

と上昇して、160.30円で止められているとします。

この場合、160.30円は次に上昇したときに、

もう一度超えられるかを見る価格

になります。

もし160.30円をしっかり上抜けるなら、

上方向が続く可能性

を考えやすくなります。

逆に、再び160.30円で止められるなら、

上値の重さ

を確認することになります。


② 直近安値から探す

反対に、

直近安値

も重要です。

たとえば159.70円まで下がったあと、何度か反発しているなら、その159.70円は

下値が支えられるかを見る価格

になります。

159.70円を維持して反発するなら、

それまでの流れが続く可能性があります。

一方で、159.70円を明確に割ってしまうなら、

今まで支えていた価格が崩れた

と考えることもできます。


③ 何度も反応している価格帯を見る

一度だけ反応した価格より、

何度も値動きが変わっている価格

の方が意識されやすいです。

たとえば160.20円で、

  • 1回目に上昇が止まった
  • 2回目もまた反落した
  • 3回目も売られた

となっているなら、160.20円付近は市場参加者に意識されている可能性があります。

反対に、159.80円で何度も反発しているなら、そこは下値として意識されているかもしれません。

私は、

何度も反応している価格は、分岐点になりやすい

と考えています。


④ 「線」ではなく「価格帯」で見る

重要価格を考えるときに、

160.20円ぴったりで反応しないといけない

わけではありません。

実際には、

160.18円
160.22円
160.25円

のように、少し前後して反応することもあります。

そのため私は、

一点の数字というより、その周辺の価格帯

として見る方が自然だと思っています。

たとえば、

160.15〜160.25円付近

を上値の重要ゾーンとして考えるイメージです。

記事では読みやすさを優先して、

重要価格:160.20円

のように代表値を書きつつ、実際にはその周辺の反応を見る形で十分です。


⑤ 節目もあわせて確認する

ドル円では、

160.00円
160.50円
161.00円

のようなキリのいい数字も意識されやすいです。

特に160円のような大きな節目は、市場参加者にも注目されやすくなります。

ただし、

キリのいい数字だから必ず重要

というわけではありません。

私は、

  • 直近高値・安値
  • 何度も反応した実績
  • 節目

が重なっている場所を、より重視します。

たとえば、

直近高値が159.98円で、160.00円が節目なら、

160.00円付近

はかなり見やすい価格になります。


⑥ 一度抜けた価格が、次は逆の役割になることもある

チャートでは、

上値だった価格が、突破後に下値として意識される

ことがあります。

たとえば、

160.20円で何度も上昇を止められていた

160.20円を突破した

160.40円まで上昇した

160.20円まで下がった

そこで再び反発した

という流れなら、今まで上値だった160.20円が、

今度は下値として機能している

可能性があります。

反対に、支えだった価格を割ったあと、その価格が次は上値として意識されることもあります。

過去の反応だけでなく、

抜けたあとの反応

まで見ることが大切です。


重要価格は「シナリオを分けるため」に使う

ここがこの記事の中心です。

重要価格は、ただ並べるためのものではありません。

その価格を使って、

上ならどう見るか
下ならどう見るか

を分けるために使います。

たとえば現在値が160.00円で、

160.20円が上の重要価格

だとします。

この場合は、たとえば次のように考えられます。

上昇シナリオ

160.20円を上抜ける

その上で維持する

160.50円方向を意識

反落シナリオ

160.20円で抑えられる

160.00円を割る

159.80円方向を警戒

こうすると160.20円は、

ただの数字
ではなく、

上昇と反落を分ける分岐点

になります。


重要価格に「到達しただけ」で判断しない

ここもかなり大切です。

たとえば、

160.20円が重要価格

と書いてあるからといって、

160.20円に来た瞬間に

買う
売る

と決めるわけではありません。

私は、

その価格でどう反応したか

を見ます。

たとえば上方向を考えるなら、

  • 160.20円を上抜けた
  • すぐ下に戻らなかった
  • 160.20円より上で推移した

という動きが確認できれば、上方向をより考えやすくなります。

逆に、

  • 一瞬だけ160.20円を超えた
  • すぐに159円台へ戻った

なら、

まだ上抜けたとは判断しにくい

と考えます。

つまり、

価格+その後の値動き

まで見て判断することが大事です。


重要価格を増やしすぎない

チャートを見ていると、

159.70円
159.80円
159.90円
160.00円
160.10円
160.20円

のように、いくらでも価格を出せます。

でも、それではかえって分かりにくくなります。

毎日の予想で使うなら、

本当にシナリオが変わりそうな価格に絞る

方が見やすいです。

たとえば、

  • 上の重要価格:160.20円
  • 下の重要価格:159.70円

くらいにして、

その先の目標として、

  • 160.50円
  • 159.40円

を置く方が、予想の流れはかなり整理しやすくなります。


「重要価格」と「目標価格」は少し違う

ここも分けて考えると分かりやすいです。

重要価格

ここを超えるか割れるかで、見方が変わる価格

例:160.20円を突破できるか

目標価格

シナリオが進んだときに、次に意識する価格

例:160.20円を突破

次は160.50円

この場合、

  • 160.20円=重要価格
  • 160.50円=目標価格

というイメージです。

この2つを分けるだけでも、予想がかなり見やすくなります。


私が重要価格を決めるときの順番

私は毎日のドル円を見るとき、だいたい次の順番で整理しています。

① 現在値を確認する
② 直近高値・安値を見る
③ 何度も反応している価格帯を探す
④ 節目と重なっているか確認する
⑤ 現在値から近い価格を優先する
⑥ その価格を超えた場合・超えられない場合を考える

大事なのは、

価格を見つけること
より、

その価格から次にどう動くかを考えること

です。


ひかるMEMO

ドル円の予想で、

「160.20円に注目」

とだけ書いてあると、私は少し物足りなく感じます。

知りたいのは、

160.20円で何を見るのか
160.20円を超えたらどうなるのか
超えられなかったらどうなるのか

という部分だからです。

だから私は、

価格だけ
ではなく、

その価格でシナリオがどう分かれるか

までセットで考えたいです。

重要価格は、

当たる数字を探すため
ではなく、

相場の見方を切り替える場所を決めるため

に使う。

その方が、実際の値動きを追いながら使いやすいと思っています。


まとめ

ドル円の重要価格は、

そこで必ず反発する価格

ではありません。

大切なのは、

その価格を境に、次のシナリオがどう変わるか

です。

重要価格を探すときは、

  • 直近高値
  • 直近安値
  • 何度も反応している価格帯
  • 一度抜けたあとに役割が変わった価格
  • 160.00円などの節目

を確認します。

そして、

価格だけを見るのではなく、その価格でどう反応したか

を見ることが大切です。

最終的には、

現在地

重要価格

突破・反落

次の価格

という流れで見ていきます。

ここまでくると、次は

「今日はどのくらいの範囲まで動きそうなのか」

も考えたくなります。

次の記事では、

「ドル円の予想レンジはどう決める?今日の値動きの幅を考える方法」

を整理していきます。

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※本記事は公開情報をもとに経済や相場の仕組みを整理したものです。将来の値動きや利益を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。