9月4日のドル円予想|155円を守れるか、米雇用統計前も円高警戒

日次予想

こんにちは、星空ひかるです🌟

昨日のドル円は158円台後半から155円台前半まで大きく下落しました。

日銀の追加利上げ観測を背景に円買いが続き、東京時間の158.97円付近を高値にほぼ一日を通して下値を切り下げる展開。NY時間には155.30円付近まで円高が進んでいます。

ここまで下げると、さすがに今日は「どこまで下がるか」だけではなく、155円台でいったん下げ止まれるかも見ておきたいところです。

予想レンジは154.50〜157.00円。方向としてはまだ下を警戒していますが、155円を守れば156円台への反発もありそうです。

昨日は想定以上に円高が進みました

昨日の記事では158.50〜159.20円を最初のレンジとして、158.50円を割れて戻せなければ158.20円、その下は157円台後半まで下値が広がる可能性を考えていました。

実際には158.50円を割ったあとも円買いが止まらず、157円台を通過して155円台まで下落。方向は合っていましたが、下落の勢いをかなり過小評価していました。

背景にあるのは、単純なドル安だけではありません。

日銀の高田審議委員の発言をきっかけに9月利上げ観測が強まり、市場では9月会合での0.25%利上げを75%程度織り込む状況になっています。一方、FRBのウォラー理事がインフレ鈍化が続けば金利据え置きを支持する可能性を示したことで、米国側の利上げ観測は後退しました。

さらに円キャリー取引のヘッジやポジションの巻き戻しも意識されています。円高が始まったことで、円高そのものが次の円買いを呼びやすくなっている点は昨日の想定に足りなかった部分です。

今日はこの流れを無視して、単純に「下がりすぎだから反発」とは見ない方がよさそうです。

155円がかなり重要になりそう

今朝の焦点は155円です。

昨日のNY市場では155.30円付近まで下落しましたが、155円にはオプション取引が集中しています。CMEグループは、155円を割り込んだ場合にドル円の売りがさらに加速する可能性を指摘しています。前回4月の介入後安値155.23円も近く、チャート上でも意識されやすい水準です。

そのため、155円台を維持している間は155〜156円台を中心にもみ合いながら、いったん156.25円付近まで戻す余地があります。

ただ、156.25円は昨日の下落途中でも意識された水準です。ここを回復できなければ、反発しても上値の重い展開になりそうです。

逆に156.25円を回復してその上で推移できれば、156.70円前後、さらに157円台まで戻りを試す可能性があります。

ひかるの見極めポイント💫

155.00〜156.25円
この範囲に収まるなら、急落後のもみ合いを想定。155円台では下げ渋る一方、156円台前半では戻りも抑えられやすそうです。

156.25円を上抜けて維持
円高の勢いがいったん弱まったと考えやすくなります。次は156.70円前後、その水準も超えれば157.00〜157.50円まで戻りを試す可能性があります。

155.00円を割れて戻せない
ここは少し注意したいです。155円にはオプション取引が集中しており、割れた場合は値動きが大きくなる可能性があります。まず154.50円、その下では154円前半まで下値余地が広がる展開を警戒します。

今のところは、155円を守ればいったん反発、割れればもう一段円高という見方です。

157円台を回復して定着するようなら、ここ数日の円高が一服した可能性を考えて見方を修正します。

今夜は米雇用統計

そして今日は21時30分に米8月雇用統計が発表されます。

市場予想では非農業部門雇用者数が5.5〜5.8万人程度の増加、失業率4.1%、平均時給は前月比0.3%程度が見込まれています。

昨日発表されたISM非製造業景況指数は55.4と7月の54.1から上昇し、新規受注も強い内容でした。一方、雇用指数は47.8と50を下回っています。景気全体は底堅いものの、雇用には弱さが残るという少し複雑な内容です。

新規失業保険申請件数も20.6万件と大きく増えておらず、雇用市場が急激に悪化しているわけではありません。

ここが今夜の雇用統計を見るうえで重要だと思います。

NFPが多少弱くても、失業率や平均時給が崩れなければ「米雇用悪化」とは判断されにくく、初動でドル円が下がっても戻す可能性があります。

逆に、雇用者数の下振れ・失業率上昇・賃金鈍化が重なるようなら、FRBの利上げ観測がさらに後退し、155円割れを試す材料になりそうです。

米金利は少し落ち着いています

米10年債利回りは一時4.81%台まで上昇していましたが、ウォラーFRB理事の発言を受けて4.74%台へ低下しました。9月の利上げ確率も一時60%超から50%前後まで低下しています。

NY株は反対に強く、3日午後の時点でダウが約1.1%高、NASDAQも約1.3%上昇。米10年債利回りは4.75%前後、日本の10年債利回りは2.95%前後でした。

株高なら通常は円売りも入りやすいところですが、それでもドル円が155円台まで下げています。

それだけ今は、日銀の利上げ観測と円キャリー取引の巻き戻しが相場の中心になっていると考えた方がよさそうです。

為替介入は「円安阻止」だけで考えない方がよさそう

三村財務官は昨日、足元の為替市場について「全く安心も満足もしていない」と述べ、引き続き警戒姿勢を示しました。

一方、9月2日の急激な円高については日銀の資金データから実弾介入ではなかったことが確認され、市場では日銀の利上げ観測が円高の主因だったとの見方が強まっています。

ここ数日は値幅そのものが大きくなっています。

160円台では介入警戒が上値を抑え、今度は円高が進むとキャリー取引の巻き戻しが下落を加速する。しばらくは一方向だけを追いかけるより、重要水準を抜けた後の値動きを確認した方がよさそうです。

ひかるMEMO

昨日は158.50円を割れたら下方向というところまでは合っていました。

ただ、157円台後半でいったん止まると思っていたところから、さらに155円台まで下落。

ここはかなり反省です。

最近のドル円は「この価格を割ったら次の価格」という普通の値幅より、重要水準を抜けた後にポジション整理が重なって、一気に次の価格帯まで走る動きが目立っています。

今日は155円がまさにその水準になりそうです。

155円を守るなら、いったん156円台へ戻す余地がある。

でも155円を割れて戻せないなら、昨日と同じように「少し下」では済まない可能性も考えておきたいです。

今夜は雇用統計もあります。

朝から方向を決めつけるより、まず155円が機能するかを見ながら、夜は雇用統計後にもう一度相場の景色が変わる可能性を意識しておきます。

明日は、155円が実際に下値支持として機能したか、156.25円を回復できたか、雇用統計後にどの価格帯へ移ったかを振り返ります。

※本記事は公開情報をもとに為替相場の見方やシナリオを整理したもので、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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